UPDATE:2015.03.12
CHEANEY(チーニー)グレインレザーキャップトゥシューズ【CAIRNGORM Ⅱ】
モノ語り【CHEANEY(チーニー)/CAIRNGORM Ⅱ】
ファッションに於ける、コーディネートは大事なパートではありますが、「モノ」としての魅力あるプロダクトも多数存在します。コーディネートだけでなく、その「モノ」にフォーカスする、物(モノ)語。Vol.1

今や、斜陽産業とも言われる英国ノーザンプトンの靴作り。
【ノーザンプトン】。かねてより、紳士靴の聖地、とも言われるイングランド中東部(ロンドンから北に100kmほどの場所)に位置する、人口21万人ちょっとの街。ジョン・ロブ、クロケット・ジョーンズ、チャーチ、エドワード・グリーン、トリッカーズといった英国を代表する高級靴の製造業者が集中していることでも知られている、靴好きには有名な街です。
そのノーザンプトン州の郊外、デスバラーで設立され、今なお、同じ地で変わらないクオリティでグットイヤー・ウェルト・シューズを生産しているシューズメイカーのCHANEY(チーニー)。
戦前は100社以上もあった靴の製造メーカーも、1950年代以降淘汰されはじめ、現在は上記記載ブランドを含む数社のみ。靴の聖地として、栄えた場所ですが、現在では、その名残は残っているものの、皆さんイメージするような場所ではなくなっているようです(至って普通のイギリスののどかな街なみ)。年々英国国内において靴関連の仕事に携わる人は減っているようで、後継者不足、といった問題は、色んな産業においても深刻ですが、こと、英国、ノーザンプトンについては、現実問題としても差し迫っています。
かなり、シリアスなイントロダクションとなりましたが、その中でも、今なお健在し、世界中でも愛されるノーザンプトンメイドの英国靴たち。トラッド回帰、特にメンズシューズにおいては、各国のシューズメイカーの手本となるベースを築き上げた錚々たるブランド、その背景を知る事で、なお、深く愛せるのではないでしょうか。
Point
日本で英国紳士と聞くと、スーツの聖地『サヴィルロウ』で仕立てたセットアップに、足元を守るのは、堅牢かつ優美な英国生まれのオックスフォードシューズ。そんなイメージではないでしょうか。しかし、英国紳士もウィークエンドには都会の喧噪を離れ、自然豊かなカントリーサイドでフィッシングやハンティング、ゴルフといったカントリーレジャーを、家族や友人とともに楽しみ、またその時間をとても大切にしています。それが今なお残る、英国紳士のカントリーライフです。
雨の多い英国のぬかるんだ田舎道や荒れた山道、リバーサイドをものともせず歩ける厚みのあるコマンドソール、雨水の侵入を防ぐメソッド、泥はけの良いグレインカーフなど、カントリーシューズにみられる仕様はそのためです。

▲グレインレザーキャップトゥシューズ【CAIRNGORM Ⅱ】 ¥66,960/CHEANEY(チーニー)
Point
英国軍に供給していたこともある、ジョセフ チーニーの現行品番で最も古く歴史のあるラスト「4436」。
本国ではミリタリーラストとも呼ばれており、丸みがあり、やや無骨なフォルムながらも、どこか愛嬌のある表情をしています。他メーカーではなかなか見られない顔つきで、昨今のトレンドにも合致するボリュームのあるラウンドトゥは幅広いスタイリングにも合わせやすく、ジョセフ チーニーのカントリーコレクションを代表するラスト。

今はなき、150年の歴史に幕を閉じたボックスカーフの名タンナー「カール・フロイデンベルグ」。
その伝統と技術を継承し、高品質なカーフレザーを生産しているドイツのタンナー「ウィンハイマー社」のカーフレザーをジョセフ チーニーでは使用しています。「ウィンハイマー社」のカーフレザーは良質なカーフレザーの産地で知られている、アルペン地方の原皮のみを用いて作られています。またこのタンナーを代表するボックスカーフは、オリジナルである「カール・フロイデンベルグ」の方法と技術で製造されており、使い込むことで馴染んでくる柔らかさと落ち着いた光沢感が特徴です。
当ショップのユーザーにも多いアラフォー世代のファッション(靴)好きならば、一度は耳にしたはずのCHANEY(チーニー)。私たちが20代の頃、セレクトショップの多くで見かけた、あの頃のチーニーが、しっかりとリブランドしながら、継続した良質なコレクションを発表しています。今回、語ったモデル【CAIRNGORM Ⅱ】は、その中でも、チーニー(英国靴)らしいカントリーな側面を持ちつつ、とてもタフで頑強な作りも魅力です(リペアを続ければ生涯使える、まさに一生モノです)。
英国靴らしいボリューム感ある、ラウンドしたフォルムも今のトレンド(トレンド関係なく)にもフィット。アメカジなラギッドなワークブーツも良いですが、齢を重ねて気になってくるのは、ゴツいけれども、洗練された、ツイードジャケットやオイルドジャケットとコーディネートしたくなるのは、こんなシューズではないでしょうか。
CHEANEY(チーニー)のページ
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【ノーザンプトン】。かねてより、紳士靴の聖地、とも言われるイングランド中東部(ロンドンから北に100kmほどの場所)に位置する、人口21万人ちょっとの街。ジョン・ロブ、クロケット・ジョーンズ、チャーチ、エドワード・グリーン、トリッカーズといった英国を代表する高級靴の製造業者が集中していることでも知られている、靴好きには有名な街です。
そのノーザンプトン州の郊外、デスバラーで設立され、今なお、同じ地で変わらないクオリティでグットイヤー・ウェルト・シューズを生産しているシューズメイカーのCHANEY(チーニー)。
戦前は100社以上もあった靴の製造メーカーも、1950年代以降淘汰されはじめ、現在は上記記載ブランドを含む数社のみ。靴の聖地として、栄えた場所ですが、現在では、その名残は残っているものの、皆さんイメージするような場所ではなくなっているようです(至って普通のイギリスののどかな街なみ)。年々英国国内において靴関連の仕事に携わる人は減っているようで、後継者不足、といった問題は、色んな産業においても深刻ですが、こと、英国、ノーザンプトンについては、現実問題としても差し迫っています。
かなり、シリアスなイントロダクションとなりましたが、その中でも、今なお健在し、世界中でも愛されるノーザンプトンメイドの英国靴たち。トラッド回帰、特にメンズシューズにおいては、各国のシューズメイカーの手本となるベースを築き上げた錚々たるブランド、その背景を知る事で、なお、深く愛せるのではないでしょうか。
Point
カントリーライフだけにとらわれない、英国文化を継承した英国紳士靴の新定番。

日本で英国紳士と聞くと、スーツの聖地『サヴィルロウ』で仕立てたセットアップに、足元を守るのは、堅牢かつ優美な英国生まれのオックスフォードシューズ。そんなイメージではないでしょうか。しかし、英国紳士もウィークエンドには都会の喧噪を離れ、自然豊かなカントリーサイドでフィッシングやハンティング、ゴルフといったカントリーレジャーを、家族や友人とともに楽しみ、またその時間をとても大切にしています。それが今なお残る、英国紳士のカントリーライフです。
雨の多い英国のぬかるんだ田舎道や荒れた山道、リバーサイドをものともせず歩ける厚みのあるコマンドソール、雨水の侵入を防ぐメソッド、泥はけの良いグレインカーフなど、カントリーシューズにみられる仕様はそのためです。

▲グレインレザーキャップトゥシューズ【CAIRNGORM Ⅱ】 ¥66,960/CHEANEY(チーニー)
Point
LAST4436とMaterial。

英国軍に供給していたこともある、ジョセフ チーニーの現行品番で最も古く歴史のあるラスト「4436」。
本国ではミリタリーラストとも呼ばれており、丸みがあり、やや無骨なフォルムながらも、どこか愛嬌のある表情をしています。他メーカーではなかなか見られない顔つきで、昨今のトレンドにも合致するボリュームのあるラウンドトゥは幅広いスタイリングにも合わせやすく、ジョセフ チーニーのカントリーコレクションを代表するラスト。

今はなき、150年の歴史に幕を閉じたボックスカーフの名タンナー「カール・フロイデンベルグ」。
その伝統と技術を継承し、高品質なカーフレザーを生産しているドイツのタンナー「ウィンハイマー社」のカーフレザーをジョセフ チーニーでは使用しています。「ウィンハイマー社」のカーフレザーは良質なカーフレザーの産地で知られている、アルペン地方の原皮のみを用いて作られています。またこのタンナーを代表するボックスカーフは、オリジナルである「カール・フロイデンベルグ」の方法と技術で製造されており、使い込むことで馴染んでくる柔らかさと落ち着いた光沢感が特徴です。
当ショップのユーザーにも多いアラフォー世代のファッション(靴)好きならば、一度は耳にしたはずのCHANEY(チーニー)。私たちが20代の頃、セレクトショップの多くで見かけた、あの頃のチーニーが、しっかりとリブランドしながら、継続した良質なコレクションを発表しています。今回、語ったモデル【CAIRNGORM Ⅱ】は、その中でも、チーニー(英国靴)らしいカントリーな側面を持ちつつ、とてもタフで頑強な作りも魅力です(リペアを続ければ生涯使える、まさに一生モノです)。
英国靴らしいボリューム感ある、ラウンドしたフォルムも今のトレンド(トレンド関係なく)にもフィット。アメカジなラギッドなワークブーツも良いですが、齢を重ねて気になってくるのは、ゴツいけれども、洗練された、ツイードジャケットやオイルドジャケットとコーディネートしたくなるのは、こんなシューズではないでしょうか。
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text by saikusa |
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