UPDATE:2014.06.16
GIRO(ジロ)とHIRZL(ハーツェル)のサイクルグローブ
最近流行りのサイクルグローブについて考える。
グローブが流行っているというワケではなく、TOKYO Wheels的に流行っている(人気のある)グローブについて、ということです。さて、ライドに欠かせないアイテムの一つが、サイクルグローブ。街中のライドでは勿論、レースなど1秒を争う世界では、その選択次第で結果が大きく変わってしまうこともあるかもしれません。今回は、ちょっとマニアックな視点から2種類の人気グローブにフォーカス。
どのグローブが自分に向いているのか。サイクリストにとって答えのない問いにも思えますが、そんなことはありません。「自分がどんな自転車に乗っているか」、または「どんなスタイルで乗りたいか」さえ明確になっていれば、選択肢はおのずと絞られてくるはずです。
TOKYO Wheelsでも複数のサイクルグローブを取り扱っていますが、今回はその中でも特に人気の高い2つのグローブにフォーカスして、様々な角度から分析を試みました。まずは、今回ピックアップしたグローブと、その主な特徴の紹介から。
◇TOKYO Wheels歴代No.1の売上を誇るサイクルグローブ
▼グローブ【GRIPPP TOUR SHORT】 ¥6,696 (税込)/ HIRZL(ハーツェル)
TOKYO Wheelsで「オススメのサイクルグローブはどれですか?」って聞かれたら、まずはこれをオススメします。スタッフが自信を持ってオススメする理由、それは、ビギナー~エキスパートまで幅広く対応したその機能性にあり。
このグローブ最大の特徴、それは驚異的なグリップ力。通常のドライなコンディションで一般的なグローブに比べて約3倍。雨などのウェットなコンディションであれば、なんと一般的なグローブに比べて約5倍ものグリップ力を発揮するんです。これは、昨年私がレースで実証(経験)済のまぎれもない事実です。
また、このグローブのパッドは厚すぎず薄過ぎずで、程よいクッション感。厚ければ厚いほどクッション性が高くなり、ハンドルから伝わる振動に対して有効な手段となりますが、一方で操作性やハンドルを通して伝わる「ダイレクト感」は失われてしまいます。薄過ぎればその反対で、操作性が向上する代わりに振動による疲労が高まりやすい。このグローブの厚みは、イイトコドリで設計されているんです。
また、カンガルーレザーを使用しているにも関わらず、洗濯できるというのもポイント。定期的な洗濯によって、この驚異的なグリップ力が保たれるというワケです。
◇今年のNEW FACE!極薄素材が新しいフィット感を生み出すサイクルグローブ
▼サイクルグローブ【GIRO LTZ】 ¥3,888 (税込)/ GIRO(ジロ)
昨年からTOKYO Wheelsで取り扱いを始めたブランド、GIRO(ジロ)のサイクルグローブです。GIRO(ジロ)といえば、ロードレースのプロチームにヘルメットやシューズなどの供給を行う、いわば「装備品のプロフェッショナル集団」なんですが、そのGIRO(ジロ)から発売されたこちらのグローブがすごい。
触ってまず驚くのが、その薄さ。極薄という言葉はこのグローブのためにあるのではないかと思ってしまうくらいの薄さがウリです。
↑のHIRZL(ハーツェル)のグローブを紹介する時に書きましたが、薄いということは操作性に優れ、ダイレクト感は抜群です。その代償として、振動による疲労感からは避けられません・・・と思っていましたが、最近ではバーテープで振動を自在に操れるようになってきました。つまり、薄いグローブで操作性を保ちつつ、バーテープで振動吸収もしてしまうと。
そのバーテープがこちら。このバーテープを使用することで、薄いグローブでもパッドつきグローブ装着時と変わらない乗り心地が得られます。また、このバーテープはグリップ力にも優れていますので、これは一石二鳥のオイシイ情報です。
袖口の手首側と裏側にはシリコンストッパーが施され、ライド中にグローブが擦れることによるストレスを軽減してくれます。また、パーム側に使用している素材はCOOL SKINと呼ばれ、「丈夫で通気性も抜群の為、涼しく心地良く、まさに「第2の肌」にもっとも近い素材」と呼ばれるほどの軽量・通気性に優れた素材なんです。
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と、ここまで2つのグローブを紹介しその特徴を説明してきましたが、具体的に比較するとこうなります。
■グリップ力
HIRZL>LTZ (HIRZL 1 :LTZ 0)
■クッション性
HIRZL>LTZ (HIRZL 2 :LTZ 0)
■ダイレクト感
HIRZL<LTZ (HIRZL 2 :LTZ 1)
■重量(一双)
HIRZL(40g)<LTZ(20g) (HIRZL 2 :LTZ 2)
■着脱のしやすさ
HIRZL>LTZ (HIRZL 3 :LTZ 2)
■お求めやすさ
HIRZL<LTZ (HIRZL 3 :LTZ 3)
着脱のしやすさには個人差(手の形や厚みなど)がある可能性がありますが、一般的にはベルクロタイプのものの方が着脱は容易と考えられます。両モデルともティアーオフポケットが付いていますので、違いと言えば手首部分の仕様だけでしょう。
さて、結論から言ってしまえば、どっちも捨てがたい!ということ。ただ、人によって選択基準は千差万別ですので、例えばHIRZLのグローブにSUPACAZのバーテープという、ある意味滑らない最強の組み合わせもあると思いますし、極薄バーテープにLTZという選択肢ももちろん。ここに書いたのは、あくまで今後のグローブ選びの参考にしてもらえたら、というところと、今回は大衆的な考えというよりは少しパフォーマンスを意識した分析や考え方に寄っているというところを考慮していただけたらと思います。
ちなみに私は、昨年のとあるレースでは薄手のバーテープにHIRZLのグローブを使用(ウェットコンディション)し、今年のレースではSUPACAZのバーテープにLTZを使用(ドライコンディション)しました。結果ですか?今年の方がタイムは遅くなりましたが、それは装備品のせいではなく、自身のトレーニング不足というのが大きな理由ですので。
▼HIRZL(ハーツェル)の商品ページはこちら
▼GIRO(ジロ)の商品ページはこちら
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TOKYO Wheelsでは、新入荷やお得情報をTwitterやBlog、FACEBOOKなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
TOKYO Wheelsでも複数のサイクルグローブを取り扱っていますが、今回はその中でも特に人気の高い2つのグローブにフォーカスして、様々な角度から分析を試みました。まずは、今回ピックアップしたグローブと、その主な特徴の紹介から。
◇TOKYO Wheels歴代No.1の売上を誇るサイクルグローブ
▼グローブ【GRIPPP TOUR SHORT】 ¥6,696 (税込)/ HIRZL(ハーツェル)
TOKYO Wheelsで「オススメのサイクルグローブはどれですか?」って聞かれたら、まずはこれをオススメします。スタッフが自信を持ってオススメする理由、それは、ビギナー~エキスパートまで幅広く対応したその機能性にあり。
このグローブ最大の特徴、それは驚異的なグリップ力。通常のドライなコンディションで一般的なグローブに比べて約3倍。雨などのウェットなコンディションであれば、なんと一般的なグローブに比べて約5倍ものグリップ力を発揮するんです。これは、昨年私がレースで実証(経験)済のまぎれもない事実です。
また、このグローブのパッドは厚すぎず薄過ぎずで、程よいクッション感。厚ければ厚いほどクッション性が高くなり、ハンドルから伝わる振動に対して有効な手段となりますが、一方で操作性やハンドルを通して伝わる「ダイレクト感」は失われてしまいます。薄過ぎればその反対で、操作性が向上する代わりに振動による疲労が高まりやすい。このグローブの厚みは、イイトコドリで設計されているんです。
また、カンガルーレザーを使用しているにも関わらず、洗濯できるというのもポイント。定期的な洗濯によって、この驚異的なグリップ力が保たれるというワケです。
◇今年のNEW FACE!極薄素材が新しいフィット感を生み出すサイクルグローブ
▼サイクルグローブ【GIRO LTZ】 ¥3,888 (税込)/ GIRO(ジロ)
昨年からTOKYO Wheelsで取り扱いを始めたブランド、GIRO(ジロ)のサイクルグローブです。GIRO(ジロ)といえば、ロードレースのプロチームにヘルメットやシューズなどの供給を行う、いわば「装備品のプロフェッショナル集団」なんですが、そのGIRO(ジロ)から発売されたこちらのグローブがすごい。
触ってまず驚くのが、その薄さ。極薄という言葉はこのグローブのためにあるのではないかと思ってしまうくらいの薄さがウリです。
↑のHIRZL(ハーツェル)のグローブを紹介する時に書きましたが、薄いということは操作性に優れ、ダイレクト感は抜群です。その代償として、振動による疲労感からは避けられません・・・と思っていましたが、最近ではバーテープで振動を自在に操れるようになってきました。つまり、薄いグローブで操作性を保ちつつ、バーテープで振動吸収もしてしまうと。
そのバーテープがこちら。このバーテープを使用することで、薄いグローブでもパッドつきグローブ装着時と変わらない乗り心地が得られます。また、このバーテープはグリップ力にも優れていますので、これは一石二鳥のオイシイ情報です。
袖口の手首側と裏側にはシリコンストッパーが施され、ライド中にグローブが擦れることによるストレスを軽減してくれます。また、パーム側に使用している素材はCOOL SKINと呼ばれ、「丈夫で通気性も抜群の為、涼しく心地良く、まさに「第2の肌」にもっとも近い素材」と呼ばれるほどの軽量・通気性に優れた素材なんです。
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と、ここまで2つのグローブを紹介しその特徴を説明してきましたが、具体的に比較するとこうなります。
■グリップ力
HIRZL>LTZ (HIRZL 1 :LTZ 0)
■クッション性
HIRZL>LTZ (HIRZL 2 :LTZ 0)
■ダイレクト感
HIRZL<LTZ (HIRZL 2 :LTZ 1)
■重量(一双)
HIRZL(40g)<LTZ(20g) (HIRZL 2 :LTZ 2)
■着脱のしやすさ
HIRZL>LTZ (HIRZL 3 :LTZ 2)
■お求めやすさ
HIRZL<LTZ (HIRZL 3 :LTZ 3)
着脱のしやすさには個人差(手の形や厚みなど)がある可能性がありますが、一般的にはベルクロタイプのものの方が着脱は容易と考えられます。両モデルともティアーオフポケットが付いていますので、違いと言えば手首部分の仕様だけでしょう。
さて、結論から言ってしまえば、どっちも捨てがたい!ということ。ただ、人によって選択基準は千差万別ですので、例えばHIRZLのグローブにSUPACAZのバーテープという、ある意味滑らない最強の組み合わせもあると思いますし、極薄バーテープにLTZという選択肢ももちろん。ここに書いたのは、あくまで今後のグローブ選びの参考にしてもらえたら、というところと、今回は大衆的な考えというよりは少しパフォーマンスを意識した分析や考え方に寄っているというところを考慮していただけたらと思います。
ちなみに私は、昨年のとあるレースでは薄手のバーテープにHIRZLのグローブを使用(ウェットコンディション)し、今年のレースではSUPACAZのバーテープにLTZを使用(ドライコンディション)しました。結果ですか?今年の方がタイムは遅くなりましたが、それは装備品のせいではなく、自身のトレーニング不足というのが大きな理由ですので。
▼HIRZL(ハーツェル)の商品ページはこちら
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text by ogawa <STAFF PROFILE> |
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