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UPDATE:2026.09.11

TOKYO WHEELS(トウキョウウィールズ)クロスクライメイト ジャケット【ASTORIA/アストリア】

読みもの版|【去年の秋、ほぼ毎日これ】ミリタリーは、顔だけ借りる。風は止めて蒸れは逃がす、街の秋ナイロンジャケット【ASTORIA】

服を選ぶ仕事をしていると、「仕事では着るけれど、プライベートでは意外と手が伸びない服」というものも少なくありません。

もちろん、かっこいい。機能も優れている。でも、少し気合いが必要だったり、着るシーンを選んだりする。そんな服もあります。

そんな中で、昨年の秋、仕事以外の時間にほぼ毎日のように手に取っていたアウターがあります。

バスケットボールに行くとき、旅行するとき、ちょっと自転車に乗るとき、近所を歩くとき。

「今日は何を着よう」と深く考えることなく、なんとなく手に取ってしまうのです。

それが、ASTORIA(アストリア)クロスクライメイトジャケットです。


読めない気候にこそ、軽アウターが必要

最近の日本の春・秋は、正直言って気候が読めません。いきなり真夏日になったかと思えば急に冷え込んだり、季節外れのゲリラ豪雨や台風が来たり。

こういう時期に本当に必要なのは、”何も考えなくても着られる軽アウター”なのではないかと思います。

そこで、今の秋に求められる軽アウターとは何かを、トレンドの側面から少し整理してみます。

トレンド①:ニュアンスカラーからダークトーンへ

長く続いていたアースカラーやパステルカラーといった明るめのニュアンスカラーの流れが、少しずつ落ち着いてきています。代わって出てきているのが、ニュアンスカラーの中でもややダークトーン寄りの色です。

トレンド②:古着・ミリタリーの再燃

若者ファッションを中心に古着人気が高まっており、その流れの中でミリタリー的な男らしいテイストにも再び注目が集まっています。

トレンド③:クワイエットラグジュアリー

クワイエットラグジュアリーとは、ブランドロゴを前面に押し出すのではなく、上質な素材や細部へのこだわりによって、さりげなく個性を表現する「静かなデザイン」を指します。

近年、ラグジュアリーブランドの中でも、こうしたクワイエットラグジュアリーへの注目が高まっています。

そして、この流れは日常のファッションシーンにも広がりつつあります。少し前までは、ストリートファッションに見られる大胆で存在感のあるデザインが支持されていましたが、最近ではスニーカーやウェアも含め、全体的に落ち着いた方向へとトレンドが変化しています。

このトレンドのメリットは、大きく2つあります。

ひとつは、大人世代でも取り入れやすいこと。ストリート感の強い大胆なデザインは、年齢を重ねるほど着こなしが難しく感じることもありますが、落ち着いたデザインなら、無理なく普段のスタイルに取り入れられます。

もうひとつは、流行に左右されにくいこと。デザインが主張しすぎないため、トレンドが変わっても古く見えにくく、定番アイテムとして長く愛用できます。

こうした背景も踏まえて作ったのが、ASTORIA(アストリア)なのです。

トレンドの流れを受けて自転車屋が作る軽アウター

ASTORIAもロゴなどはまったく主張しておらず、デザインが効いているのは胸元の切り替えだけ。黒に至っては素材違いのみで、よく見なければ気づかないくらい。そのさりげなさがおしゃれです。



ASTORIAは、トレンドの流れを受けつつ”自転車屋が作るアウター”の要素をぎゅっと凝縮したモデルになっています。


下はちょっとワイドテーパードの黒パンツ、上にASTORIA。こういったスタイルはまさに今っぽくていいですよね。

素材感

まず注目してほしいのが素材感。一見、自転車で使うようには見えません。

使っているのは、ワッシャー加工を施したリップストップナイロン。切り裂き強度も高く、ナイロンならではの強度もしっかり持っています。それでいて表面はシボ加工のようなマットな質感で、コットンのような柔らかい風合いに見え、まるで天然素材の服のような見た目。



そこに、胸ポケットでアクセントをプラス。こちらも実際は自然素材ではありませんが、見た目はオイルド調で少しレザーのようにも見える素材を採用しています。

つまり、機能面は自転車でガンガン使えるスペックを持ちながら、見た目は完全にファッションとしてかっこいいものに落とし込んである、というわけです。

比翼(ひよく)仕立て

フロントジップを防水にすると、スポーツ感が強く出すぎたり、開閉もしにくく面倒になりがち。

そこで、あえて通常のジップを採用。ひよく仕立てでスナップボタンを閉めることで、多少の雨の侵入を防ぐ仕様に。完全防水ではないため大雨には厳しいですが、軽い雨ならしっかり弾いてくれます。



フード

フードは、ヘルメットの上からも被れるように設計。それでいて、被らずに街を歩いても格好悪くならないよう、つばの部分で形が整うように作り込んであります。



裏メッシュ、背中のベンチレーション

裏地には肌離れの良いメッシュを採用し、ウィンドブレーカーとしての着心地の良さも徹底的に追求。今くらいの気温だとTシャツに直接パッと羽織りたいシーンが多いですが、メッシュのおかげで肌にベタつかず快適です。



「暑いんだか寒いんだかよくわからない」時期でも、多少の通気性があるので変にベタついて暑く感じることもありません。

また、背面には大きめのメッシュベンチレーションを配置。裾も少し長めに設計されていて、自転車に乗る際にも使いやすい仕様です。

袖口ベルクロ

袖はベルクロで絞れる仕様になっているので、ライド中はしっかり絞って風の侵入を防ぎ、普段使いのときは少し広げてルーズな装いに。アーム部分も太めに作られており、今っぽいシルエットを実現しつつ、普段着として着たときのおしゃれ感にも妥協していません。



ウエストの絞り

裾のサイドはゴムでウエストを絞れるようになっており、緩めればアウターらしいシルエットに、絞ればショート丈のファットなブルゾンのような着こなしに。個人的には、絞ってショート丈・ファット気味に着るほうが今っぽく感じるのでおすすめです。



ポケット類

ハンドウォーマーポケット、スナップボタン留めのポケットのほかに、ファスナー付きの胸元のスマホ収納ポケットも装備。ホルスターのように収まり、重さを感じにくい配置になっています。



袖裏の切り替え

袖の裏側にも、胸元と同じ素材を使用。エルボーパッチのような見た目になり、後ろから見たときにおしゃれに見えるディテールです。機能的な意味合いは特にありませんが、デザインのアクセントとして効いています。



サイズ選びの考え方

身長174cm・体重65kgのもり氏は、Sサイズがジャスト。Mサイズでワンサイズアップのゆったりとした着方も可能です。

若い世代の方の、古着を大きめに着こなすスタイルもかっこいいですが、今のシルエットトレンドとしては「下をゆったり、上はタイトめ」という組み合わせが主流。

上がジャストで下がやや緩め、あるいはその逆というバランスがおすすめで、上下ともにルーズにするのは避けたほうが無難です。

女性向けにはXSサイズから展開されているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

シーズンを通した着回し方

軽量ウィンドブレーカーだけでは心もとない時期になると、ASTORIAの出番。中はTシャツやロングTシャツでOKです。

そこからさらに気温がさらに下がってきたら、中をニットに切り替え。ミドルゲージニットと組み合わせれば冬まで対応可能です。

自転車シーンでは、夏以外の3シーズンをこれ一枚でカバー可能。真冬でも中に暖かいものを着込めば十分暖かいです。

着こなしとしては、普通のパンツにさっと羽織るだけでおしゃれに見えるのでラク。ショートパンツとの合わせや、ロングT・Tシャツとのカジュアルな合わせも可能です。

ブランドの提案する”クルーズライド”的な、街乗り・ポタリング寄りのスタイルには、フーディーの上に羽織るコーディネートも相性がいい。


普段使いなら、ワイドストレートパンツと合わせて、上はコンパクト・下はワイドというシルエットで着るのもおすすめです。

まとめ

秋の変わり目は服選びに悩みがちですが、「これを着ておけば間違いない」という一枚を持っておくと本当に便利です。

なお、このASTORIAは去年の冬の終わりごろに完成したばかりで、春の立ち上がりも早々に暖かくなってしまったためにしっかり紹介する機会がありませんでした。今回の秋シーズンが、実質はじめてのきちんとした紹介になります。

とはいえ、すでに店頭に並んでいたこともあり在庫は半分ほど減っている状態。気になった方はお早めにどうぞ!

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