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UPDATE:2018.06.10

クロップドパンツの選び方

サイクルパンツの真髄に迫る。~自転車乗りに愛されるべくして誕生した「クロップド丈」~


自転車乗りには、一年通して欠かすことができない”クロップドパンツ”。

でもなんでクロップドパンツなの?格好よく着こなすには?今までも数多く取り上げてきたジャンルではありますが、改めて「クロップドパンツ」を深掘りしたいと思います。


改めて、クロップドパンツって?



クロップドパンツの「クロップ」とは、「切り詰める」という意味。ロングパンツの裾を切ったような丈のパンツということですね。とはいえ、形は一つじゃありません。丈の微妙な長さの違いで着用したときの雰囲気は全く変わります。

最近では9分丈でもクロップドパンツと表現しているところも多いですが、あちらはアンクルパンツ。足首をチラっと見せるアンクル丈と違ってクロップドパンツは6~8分丈が基本。シルエットによって変わるだけに、足を綺麗に見せてくれる「テーパードシルエット」はおすすめです。




ファッションアイテムとして浸透した理由



クロップドパンツが"ファッション"としてここまでの市民権を得たのは、1954年に公開されたオードリー・ヘプバーンのヒット作「麗しのサブリナ」がキッカケでした。

この映画にて着用していたサブリナパンツが注目を集め、オードリー・ヘプバーンのマネをする女性が日本でも続出。痩せ型の体型にコンプレックスを抱いていた彼女ですが、その体型を活かしたスタイルが世界中のファッショニスタの心を掴んだのです。


そんなクロップドパンツが、自転車乗りに愛されているのは?



「自転車パンツ=クロップド」となったのも、"ニッカボッカーズ"からきたもの。乗馬にも使われていた6分丈ほどのパンツで、19世紀のアメリカで生まれた俗称だったそう。1950年くらいになると、裾が絡まることがない!と自転車乗りから重宝される存在へ。確かに、クロップドだから思い切りペダルを踏み込めるって人も多いはず。

なぜショートパンツではなく、クロップドパンツなのか?ライドという点では、やはり"落車したときの安心感"が大きいでしょう。頭はヘルメット、手はグローブで守ってくれていても足はむき出し。万が一落車した時のことを考えると少しでも肌は布で覆っておきたいと考えますよね。丈が短い分風通しがいいですが、裾から中がチラ見えてしまいそうで気になったり。


また、膝を出すのがと子供っぽくなるのが嫌という方も少なくありません。かといってロングパンツは暑い。自転車乗りが、クロップドパンツを選択するのは必然だったのかもしれませんね。



クロップドパンツでのスタイリングのコツ。



やっぱり足元がポイント。良くも悪くも足元によって決まるといっても過言ではないでしょう。

ソックスとのバランスが難しく、間違えてしまうと野暮ったくなってしまうことも。自信のない方はショートソックスがマストでしょう。履いてみた時のバランスが「なんか違うなー」と思ったときは、裾を折って調節するのもいいですよ。



慣れてきたら、お気に入りのソックスを活かすことも。シンプルで地味になりがちな夏のスタイルのマンネリ解消にも一役買ってくれますよ。




定番でいるだけのワケがある!おすすめクロップドパンツ3選



narifuriといえばバイクパンツのイメージが強くなっていますが、"narifuriサイクルパンツ"の元祖はバイオカーゴパンツです。

ブランドの誕生当初から展開しているバイオカーゴパンツ。今までに何度もパターンを改良し、今や非の打ち所がない完成型へとなりました。

カラッと乾いたような質感のリップストップ生地は擦れにも強く穿き込むほどに風合いが増す一本。サイクルパンツにしては珍しくゆったりしたシルエットも特徴的で、カーゴパンツとしてオフ使いにも前線で活躍するファッション性の高さが魅力のパンツです。



クロップドパンツの中でもパフォーマンスよりな、SHINICHIRO ARAKAWAの"エルゴノミックライドパンツ"。丈もショーツに近い5分丈にて、シルエットも細め。人間工学に基づいたパターンが、生地の伸縮と筋肉の動きに合わせて作られているこだわりよう。


ビブショーツよりシルエットに余裕があるパンツがほしい!という自転車乗りからの支持が高い一本。(パッドはありません)ゆるめのサイクルジャージと合わせた街乗りスタイルが鉄板。優れたパフォーマンス性を持ちながら、寄り道も気軽にできるパンツです。



美脚パンツの代表格といえば、やっぱりrin project。お尻の補強や、ライド中もアクセスしやすいサイドポケットなどサイクルパンツの基本が詰まった一本。裾にかけてすっと細くなっていく美脚シルエットにハマる自転車乗りは多いです。

冬季以外の3シーズン活躍する定番クロップドから、夏場には通気性・速乾性がトップクラスの風流パンツも展開。毎年真夏には売り切れている清涼パンツなんですよ。


ファッションの歴史を語る上で欠かせない存在の「クロップドパンツ」。自転車乗りからも、愛されるべくして愛されているのですね。


クロップドパンツ一覧はこちら
narifuriの7分丈バイオカーゴパンツはこちら
SHINICHIRO ARAKAWAのエルゴノミックライドパンツ・Shortはこちら
rin projectのリネンライク風流ショートパンツはこちら
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text by sasaki <STAFF PROFILE



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